精神障害を抱えながらも、「働きたい」という希望を持っているあなた!今や、最初の一歩を踏み出そうとしています。しかし、そうした願いがある一方で、「自分にできる仕事はあるだろうか?」「職場の同僚とうまくやれるだろうか?」と、ネガティブなイメージを浮かべていませんか?
そこでこの記事では、精神障害のある方が自分らしく、無理なく働ける「おすすめの仕事」や「仕事の探し方」、精神障害を持つ方の「働き方」、サポートしてくれる「支援機関」を分かりやすく解説します。
焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。この記事を読むことで、あなたの希望が明確になり、いきいきと仕事する姿をイメージできるようになります!!
精神障害者とは
精神障害とは、脳の機能的な変化や障害、心身への過度なストレスなどが原因で、精神的な症状(幻覚、妄想、気分の著しい落ち込み、意欲低下など)や行動の変化が引き起こされ、日常生活や社会参加に制約(支障)が生じている状態を指します。
代表例として、以下のような疾患があります。
【統合失調症】
「幻覚」や「妄想」が特徴的な症状です。また、「考えがまとまりにくい」「周囲にうまく合わせられない」など、認知や行動の障害による生活のしづらさがあります。
【気分障害】
気分の激しい浮き沈みといった「気分の波」が主な症状として表れます。うつ状態のみの時は「うつ病」と呼び、うつ状態と躁状態を繰り返す場合には「双極性障害」と呼びます。
【てんかん】
脳の神経細胞が突然激しい電気的な乱れ(過剰興奮)を起こし、それにより痙攣や意識障害などの「てんかん発作」を繰り返しおこす脳の疾患です。
【依存症】
特定の何かに心を奪われてしまい、「やめたくても、やめられない」状態になる脳の病気です。アルコールや薬物、ギャンブルなど、特定の物質や行為にのめり込み、健康・家庭・仕事・金銭面に深刻な支障が出てしまいます。
【高次脳機能障害】
脳血管障害や交通事故などで脳が損傷し、記憶力低下、注意散漫、感情コントロール不全、遂行機能障害など、認知や行動に障害が起こります。外見では分かりにくいため、「見えない障害」とも呼ばれます。
精神障害者におすすめの仕事
精神障害者が働くにあたり、「職種」の選択はとても大事です。そして職種同様に大事なのが「環境」です。一般的に、以下の特徴を持つ仕事が精神疾患のある方にとって働きやすく続けやすい仕事といえます。
【事務職】
ルールが明確な単純作業であり、集中して作業に取り組めます。マニュアルも整備されていることが多く、人気の高い仕事です。
具体例:データ入力、書類の整理、伝票作成、宛名書き
【清掃・軽作業】
体を動かす仕事は精神的な安定に役立ちます。コミュニケーションが最小限で済む職場です。
具体例:オフィスビルやホテルの清掃、倉庫内でのピッキング・梱包、工場での検品・ライン作業
【IT・クリエイティブ職】
在宅ワーク(リモートワーク)が可能な場合が多く、人込みや通勤ストレスを回避できます。特定の分野に強い興味や集中力がある場合、スキルを磨くことで高い専門性が得られます。
具体例:プログラマー、Webデザイナー、動画編集、ライター
【公共施設での業務(福祉的環境)】
障害への配慮を前提としていて、落ち着いた環境が期待できます。ノルマに追われることが少なく、障害者雇用枠での採用が多い職場です。
具体例:図書館の司書補助、自治体の事務補助、社内サポート業務
【園芸・造園】
自然と触れ合いながら自分のペースで作業できる、ストレスの少ない職場です。
※体力を必要とする造園業者に応募する場合、就労継続支援事業所などが運営する農園や、公園管理のボランティアなどで体を慣らしておくことが大切です。
精神障害者の働き方
働き方には、大きく分けて「一般雇用」と「障害者雇用」の2種類があります。どちらを選ぶかで、働きやすさは大きく変わります。また、福祉的就労という選択肢もあります。
【障害者雇用(オープン就労)】
自分の障害を企業側に開示(オープン)して働くスタイルです。
・メリット:通院のための休暇、休憩時間の調整、業務内容への配慮などを受けられます。周囲の理解が得られやすいため、精神的に楽です。
・デメリット:一般雇用に比べて給与水準が低めに設定されることが多く、選べる職種が限定される場合があります。
【一般雇用(クローズ就労)】
自分の障害を企業側に隠して(クローズ)あるいは伝えずに、一般雇用枠で働くスタイルです。
・メリット:給与や昇進の面で制限がありません。職種の選択肢も広くなります。
・デメリット:障害に対する配慮が受けられないため、体調が悪化しても言い出しにくく、離職リスクが高まりやすいといえます。
※一般雇用であっても、中には自分の障害をオープンにして就労するケースもあります。配慮の程度は職場次第ですが、オープン就労を選んだなら、積極的に「合理的配慮」を職場側に求めましょう。
※「合理的配慮」とは、障害のある人が働くうえでの障壁を取り除くために、職場側が必要かつ適切な変更や調整を行うことです。
例:残業の免除、通院時間の確保、業務量の調整、フレックスタイム制度の適用など
【福祉的就労】
企業で働くのがまだ不安な方向けの、訓練を兼ねた働き方です。障害に対しては最大限の配慮が得られます。
・就労継続支援A型…… 雇用契約を結び、最低賃金が保証されます。
・就労継続支援B型…… 雇用契約を結ばず、自分のペースで作業を行い「工賃」を受け取ります。
精神障害者の仕事の探し方
仕事探しを一人で抱え込んでしまうと、メンタル的に辛くなりがちです。専門のサポート機関を賢く利用しましょう。また、仕事探しのコツも知っておきましょう。
【ハローワークの「障害者専門窓口」を訪ねる】
ハローワークには、障害者のために専門的な相談のできる窓口があります。専門スタッフによる担当者制の支援です。就職から職場定着まで一貫した支援を実施します。
【自身のトリセツ(取扱説明書)を作る】
求人を探す前に、自己分析を行って、自分自身のトリセツを作りましょう。自分の障害特性やストレス要因、対処法などを把握します。具体的には以下の通りです。
・特性を理解する: (例)自分が苦手なこと、得意なこと、ストレスになることなど
・調子を崩す要因: (例)睡眠不足、騒がしい場所、焦りなど
・体調不良時の対処法: (例)休息、通院、支援員に相談など
・職場に求める配慮: (例)業務内容、作業環境、勤務時間、休憩時間など
上記のトリセツを面接時や内定後に企業側へ伝えましょう。
【精神障害者に対する理解度を知る】
就活先の企業が、障害者に対してどのくらいの理解があるかを確認することは、長く働き続けるために大事なポイントです。障害者一人ひとりの状態を丁寧に把握しようとする姿勢やこれまでに精神障害者をどのくらい受け入れてきたかなど、会社訪問や面接の際に確認しましょう。
助けてくれる支援先
「働きたいけど、自信がない」「ブランクが長くて不安」という方には、以下の支援機関がおすすめです。これらの機関を賢く利用することが、長く働ける仕事、居心地のいい職場に出会うための鍵になります。
【就労移行支援事業所】
一般企業への就職を目指す障害のある方を対象に、職業訓練や就職活動のサポートを行います。パソコンスキルやマナーの習得のほか、「自分の取扱説明書」を作るための自己分析、ストレス対処法、企業実習のセッティングなど、働くための準備ができます。
また、同じ境遇・悩みを持つ仲間に出会えるため、孤独感が解消されます。
【障害者就業・生活支援センター】
「仕事(就業)」と「生活」の両面からサポートしてくれる機関です。就職活動の相談や職場定着支援(職場訪問など)のほか、生活リズムの整え方や金銭管理の相談にも乗ってくれます。長く働き続けられるように「伴走者」となって支援します。
【地域障害者職業センター】
専門的な職業リハビリテーションを行う機関です。職業相談、職業能力評価、職業準備支援など、個別ニーズに合わせたプログラムを提供します。ジョブコーチの派遣など、職場に定着するためのプログラムも充実しています。
まとめ
この記事では、精神障害についての概要をお伝えした後、精神障害者におすすめの仕事を紹介し、働き方や仕事の探し方についても解説しました。
精神障害を抱えながらの仕事探し、そして実際に就労することは決して簡単なことではありません。しかし当記事を参考に、病気のことをよく理解した上で「自分にとって働きやすい仕事」「自分にとって長く続けられる仕事」を辛抱強く探してみて下さい!
当記事の大事なポイントを復習します。
①自己理解:自分の病気や特性、得意・不得意を知る。自分のトリセツを作る。
②仕事と環境:自分に合った仕事を見つける。ストレスの少ない環境も大切。
③オープン就労:長く安定的に働くなら、障害者雇用(オープン)は強い味方になる。
④支援の活用:ハローワークや就労移行支援など、専門知識を持った相談員・支援員の手を借りることも大事!
まずは自分を大切にしながら、仕事探しのプロセスを一歩ずつ、丁寧に進んでいきましょう!
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