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ASDの特徴とは?向いている仕事にはどんなものがある?

「業務の内容が自分に合わない」 
「会社の人間関係が上手くいかない」 
といった悩みから心療内科を受診したところ、ASDと診断されたというケースは珍しくありません。 

ASDにはさまざまな特徴がありますが、症状の内容を把握しておくことで、仕事を選びやすくなることでしょう。 

そこで本記事では、ASDの症状の特徴やASDの方に向いている仕事などを紹介します。 
ASDを抱えている方で、就労や業務に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。 

ASD(アスペルガ-)の主な症状や傾向

ASDとは、「Autism Spectrum Disorder (Disability)」の略で、「アスペルガー症候群」「自閉症スペクトラム」といわれることもある発達障害のひとつです。 
ASDは生活環境によって発生するものではなく先天性の脳機能障害のため、「子どもの頃は問題がなかったのに、大人になってから初めてASDになった」ということはありません。 

また、ASDにはさまざまな症状や傾向があるため、「この行動を取った人はASDと診断される」といった明確な定義は決められていません。 
しかし、そのうえでも全体的に比較的よくみられる傾向はいくつかあります。 

主なASDの症状や傾向には以下のようなものがあります。 

ASDの主な症状や傾向 

  • 人とあまり関わろうとせず、人間関係が上手く構築できない
  • 言葉の表現や話し方に独特の癖がある
  • たとえ話や冗談が通じにくく、他人の言葉を鵜呑みにしてしまう 
  • 相手の返事を待たずに一方的に話してしまう 
  • 言っていいことと悪いことの区別がつかないため失言が多い
  • 場の雰囲気を読むことができない
  • 予想外の出来事が発生するとパニックになる
  • 自分が決めたルールやパターンに強くこだわる
  • 興味があるものへの執着心が強い
  • 手先が不器用
  • 五感(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚)が著しく鋭い、あるいは著しく鈍い 

上記はあくまでも一例で、症状や傾向には個人差があるためご注意ください。 

ASDの主な症状には、他人の気持ちや発言が上手く理解できないことや、自身の言動が適切にコントールできないといったものがあります。 
その結果、相手の発言の意図を理解できずに口論になってしまうことや、失言により人間関係のトラブルに発展してしまうことがあるのです。 

また、ASDは健康面に問題が生じる障がいではないため、周囲の人たちからは、あくまでも個人的な性格として“こだわりが強い人”と思われていることも多いです。 
同様の理由で、本人もまた自分自身がASDであるという自覚をすることがなかなか難しいため、大人になってから自分がASDであることを知ったというケースも珍しくありません。 

ASD(アスペルガ-)の人に起きやすい仕事上でのトラブル

上記で紹介したとおり、ASDの人は他人の考えや発言が理解できないことが多いため、日常生活だけではなく仕事においてもトラブルに発展する場合があります。 

ASDの人は、仕事上で以下のようなトラブルになりやすいといわれています。 

トラブル①円滑な人間関係が構築できない

ASDの人は、集団行動や他人との会話を避けて個人で行動する傾向にあります。 

また、集中力が高いことから、話しかけられても返答をしないことや会話をしても論点が二転三転してしまって上手く噛み合わないことがあります。 

そのため、周囲の人から敬遠されて距離が離れてしまい、孤立してしまうことがあるのです。 

トラブル②場の雰囲気を壊してしまう

ASDの人は、「この発言をすることで、相手はどのような気持ちになるだろうか」といった相手の気持ちを理解することが難しい人が多い傾向にあります。 

そのため、場の雰囲気に合わない発言や、他人を傷つけるような発言によって、場の雰囲気を壊すことや士気を下げてしまうことがあるのです。 
たとえば、大事な会議のときにふざけた発言をしてしまうことや、他人の身体的な特徴やコンプレックスをストレートに口にする、といったケースがあります。 

その結果、他の社員からの不信感や反感を抱かれることにつながってしまうのです。 

トラブル③人が話していることを理解できない

ASDの人のなかには、言語の習得やコミュニケーションの取り方が他者とずれているため、相手が話していることが上手く理解できないという人がいます。 

そのため、自分がいっていることは理解できても、他人が話していることが上手く理解できないといったケースがあります。 
話をされても、その内容が理解できないことで、業務が思うように進まなくなってしまうことがあるのです。 

トラブル④業務がスムーズに進行できない

ASDの人は、予想外の出来事が発生するとパニックになることや、自分が決めたルールやパターンに強くこだわる傾向にあります。 

そのため、業務でちょっとしたトラブルがあった場合や、自分が決めたパターンどおりに業務が進行できないと、パニック状態に陥ってしまうことがあります。 
その結果、仕事の納期に間に合わなくなってしまうことや、パニック状態になることにより周囲の人に負担をかけてしまうことがあるのです。 

ASD(アスペルガ-)の人に向いている仕事

ASDの人は、周囲の人とコミュニケーションを取ることが苦手なことや、不用意な発言をしやすいといった特徴から、働くことが難しいと思われることもあります。 

しかし、ASDの特徴である「こだわりの強さ」「集中力の高さ」などは、業務においては強みとなることがあります。 
そのため、ルールを厳守することが求められる仕事や高い集中力が求められる仕事などでは、多くのASDの人たちが活躍しているのです。 

ASDの人に合った仕事には以下のようなものがあるため、ぜひ参考にしてみてください。 

工場のライン作業

工場のベルトコンベアに流れてくる部品の加工や食品の梱包を行うライン作業は、単調な作業ながらも高い集中力が求められる業務です。 

また、ライン作業はルールや作業のやり方がしっかりと決まっていることが多く、想定外のことが起こりにくいという特徴があります。 

想定外のことが起こることによってパニックになるということが少ない環境において、集中力の高さやルールを守るといったASDの特徴を業務に活かすことができます。 

プログラマー・システムエンジニア

ASDの人は、自分の興味があるものや好きな分野になると、高い集中力を発揮することや細部にまで徹底的にこだわった作業を行う傾向にあります。 

プログラミングやソフトウェア開発に興味がある人であれば、高い集中力や作業の完璧さが求められる、プログラマーやシステムエンジニアなどの職業で活躍できることでしょう。 

ASD(アスペルガ-)の症状の特徴や強みを活かせる仕事を選ぼう

いかがでしたでしょうか。 

ASDの主な症状には、「周囲の人と上手く話すことができない」「不用意な発言をしやすい」といったものがあります。 
しかし、興味がある分野になると高い集中力を発揮し、定められたルールを順守するといった特徴もあります。 

そのため、ASDを抱えた人が仕事を選ぶ際は、集中力の高さやルールを厳守することが求められるような仕事を選ぶようにしましょう。 

もし、仕事探しが上手くいかない場合は、ASDの人に向けた就労支援サービスを利用することをおすすめします。 

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監修者

片桐 隆弘

片桐 隆弘

10年以上福祉に携わっています。
その経験を生かし、このサイトでは記事監修を務めています。
【免許・資格】
ホームヘルパー2級
社会福祉士
精神保健福祉士
サービス管理責任者基礎研修
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