みなさんは定期的にストレスを発散させていますか？近年上手にストレスを発散する事が出来ず、疲労・悩み・不安等が蓄積し、5人に1人が心の病気だと言われています。
心の病気は他人事ではなく、自分自身は勿論、大切な人や家族が・・・という事も考えられるので、心の病気について理解を深めていきましょう。
心の病気の原因とは？
心の病気の原因は、脳の働きが変化したり、遺伝子が関係する場合もありますが・・・大半はストレスやトラウマからくるものだと言われています。
ストレスとは具体的にどのようなものかと言うと、幼少期に受けた辛い体験。学校・職場での人間関係。いじめ。環境の変化。劣等感。死別。事件や事故等多岐に渡ります。また、あなたにとっては全く気にならないような言動でも・・・人それぞれとらえ方が違うので、場合によってはあなたの言動が引き金になる可能性も。
ただ、ストレスは非常に厄介で目に見えない為、周りからなかなか理解されなかったり、自分自身でさえも気がつかないケースもあります。しかし、体に異変や反応が出てきたら要注意！
過度なストレスを受けた事による反応とは？
ストレスは心と身体に多大な影響を与えます。初期症状として、物事に集中できなくなる。他者と関わりたくなくなる。感覚が敏感になる。怒りっぽくなる。寝つきが悪くなる。人間不信になる。頭痛・腹痛・蕁麻疹・急性胃腸炎・突発性難聴・自律神経失調症等の症状が現れる事もあります。
実は、私の娘もとある事件に巻き込まれ、学校に行く途中に必ず具合が悪くなりお腹を下したり・・・・蕁麻疹が出たり・・・救急車のサイレンを聞くと胸が苦しくなっていました。病院で診てもらいましたが、心の病気はデリケートな分、なかなか診断がつきにくく、数回の診察では判断しにくいと言われました。
そうなのです！心の病気の原因はまだ解明されていないものも多い上に、病名を付ける事で患者さんにとってはマイナスにもなり兼ねないので、病院側も慎重になるそうです。しかし「自分はまだ大丈夫だ」と放置すると・・・うつ病・適応障害・不安障害・統合失調症や双極性障害と診断される事もあり得るので、自分で判断せずにまずは勇気を出してカウンセリングや病院にいってみましょう。
周りの人達に出来る事。してはいけない事。
大切な人や家族が心の病気なのでは？と思った際は、何か聞き出そうとするのではなく、ただ一緒に傍にいてあげる事で安心感に繋がります。また、長所をたくさん挙げ、自己肯定感を高め、自信を持たせてあげる事も◎
心に闇を抱えていても、安心・安全が確保され、自分自身に自信が持てた時に、人は初めてトラウマやストレスと向き合う事が出来「誰かに聞いてもらいたい！話したい！」と思うタイミングが来るはずです。その際は、聞き手となる私たちが否定的な事は言わず全て受け入れてあげましょう。
トラウマ等を思い出し、他者に話す事が出来たら、少しづつ過去の出来事だと思えるようになり、消化のサインとなります。
日頃から心を閉ざさない環境つくりを！
家庭では心も体もリラックス出来るような環境を作ってあげる事が大切です。アロマを焚いたり、ヒーリング音楽を流したり、適度な運動や生活習慣の見直しも必須となります。
また、ペットを飼っていない人は、思い切ってペットを飼うとメンタルだけではなくフィジカルケアにも！実際に、医療現場でもアニマルセラピーとして治療にも取り入れられているのだとか。
我が家でも犬を飼っていますが、どんな時でも一番の味方になってくれ、気持ちに寄り添ってくれるので、一緒にいる事でメンタルが安定し、子供たちの良き相談相手にもなってくれています。
心の病気は、今や日本人の五大疾病の1つだと言われ、年々患者数も増加しています。どうか一人で抱え込まず、まずは心の悩みを相談する勇気を持って下さい。相談する事であなたの心も必ず晴れる日が来るはず！
