近年、子どもに障害があることを公表している芸能人の方も増えています。
障害のある子どもを育てている方にとっては、「どのように子育てをしているのだろう」「同じように頑張っている人がいる」と感じ、参考や励みになることもあるでしょう。
ここでは、子どもに障害があることを公表した芸能人の方を3名紹介します。
子育てへの思いや公表した理由などを通して、それぞれの家族がどのように向き合っているのかを見ていきましょう。
芸能人が子どもの障害を公表する理由について
芸能人が子どもの障害について公表する背景には、さまざまな思いや事情があります。
公表した理由として、たとえば以下のようなものが挙げられます。
- 同じ境遇にある家族の支えになりたい
- 子どもや育児について自然に話したい
- 障害について知ってもらい、福祉や支援制度について伝えたい
そのほか、「子どものことを隠しているのは、子どもに対して失礼なのではないかと感じた」といった思いから、公表に至ったケースも見られます。
このように、子どもの障害を公表する背景には、それぞれの家庭によって異なる思いや考えがあります。実際に公表した芸能人の方がどのような思いを語っているのかを知ることで、障害や子育てについて考える一つのきっかけになるかもしれません。
子どもに障害があることを公表した芸能人
では、子どもに障害があることを公表した芸能人を3名紹介していきましょう。
それぞれがどのような思いを抱き、どのような理由で公表したのかを見ていきます。
星野真里さん
2026年8月には、24時間テレビのチャリティマラソンランナーとして走り切った星野真里さん。
2024年、娘のふうかさんが難病の「先天性ミオパチー」であることを公表しました。
病名が確定するまでは漠然とした不安を感じていたそうですが、病名が判明した後は、「親として何ができるか?」を考えるようになったといいます。
療育を通して、「自分はひとりじゃない」「支えてくれる人がたくさんいる」と勇気づけられたことも語っています。
ふうかさんのことを公表したのは、「状況を知ってもらうことから始まる」と考えたためだそう。
娘との日常を伝えるだけでなく、関わった人々の温かさや福祉制度についても広く社会に知ってもらいたいという思いから、公表に至りました。
今後も、自分たちらしい発信を続けていきたいと考えているそうです。
鈴木一真さん
実力派俳優の鈴木一真さんは、2025年に息子さんが発達障害であることを公表しました。
1歳半頃までは順調に成長していたという息子さん。しかし、次第に言葉を話さなくなり、無表情になったことをきっかけに、プリスクールの先生からASDの可能性を指摘されたそうです。
渡米して間もない時期だったため、環境の変化によるものなのかと心配していたといいます。その後、発達障害やASDのある人とその家族を支援する「リージョナルセンター」に出向き、診てもらったところ、ASDの診断が出ました。
その2週間後にはセラピーを受けることができ、特別クラスのある幼稚園にも通うことを決めたと話しています。
息子さんの障害を公表していなかったことで、仕事に支障が出たり、誤解を生んだりすることもあったとのこと。
そうした経験から、ASDについてもっと広く、総合的に理解してほしいと思うようになったそうです。
息子さんの発達障害について発信することが、少しでも誰かの支えになればという思いから、公表に至りました。
現在は、成長した息子さんにアートやスポーツなど、さまざまな経験の機会を作っています。
参照元:たまひよ
倉持由香さん
タレントやeスポーツプロデューサーなど、幅広く活躍している倉持由香さん。
2024年、息子の湊さんが自閉スペクトラム症であることを公表しました。
反応が鈍かったり好き嫌いが強かったりする様子から、何となく予感はしていたそうですが、診断を受けた時には大きなショックを受けたといいます。
「未来が真っ暗」になったように感じ、1カ月半ほどベッドから動けなかったそう。
その後、診断を受けた病院や児童相談所に足を運び、保育園に通いながら療育も開始。「児童発達支援士」の資格も取得し、湊さんへの理解を深めていきました。
倉持さんが湊さんのことを公表した背景には、孤独を感じていた経験があります。
友人の幸せそうなSNS投稿を見て苦しくなることもあった一方、自閉スペクトラム症の当事者や保護者が書いた本に救われたとのこと。
自分が公表することで、同じような悩みを抱える人の支えになったり、発達障害への理解が広がったりすれば、湊さんが生きやすい社会につながるのではないかと考えたそうです。
今は、多くの人の力を借りながら湊さんを育てていると語っています。
参照元:メディカルドック
障害のある子どもと家族が抱えやすい悩み
障害のある子どもとその家族は、子育てや生活の中でさまざまな悩みを抱えることがあります。
どのような悩みがあるのかを、詳しく解説していきましょう。
子どもの障害を受け入れられない
子どもがADHDや自閉スペクトラム症などと診断された場合、すぐには気持ちを整理できない保護者の方もいます。
中には、「友だちの子どもが羨ましい」「どうしてうちの子だけ」「これからどうやって育てていけばいいのだろう」といった思いを抱くこともあるでしょう。
診断について頭では理解していても、気持ちが追いつかず、戸惑いや不安を感じることがあります。
周囲からの理解を得られない
とくに、発達障害のある子どもの特性は、一目見ただけでは分かりにくいケースがあります。
そのため、周囲から理解を得られないと悩んでいる保護者の方もいるでしょう。
「しつけの問題ではないか」「甘やかしているのでは?」というような周囲からの言葉や視線に、「申し訳ない」と思ったり、傷ついたりすることもあります。
とくに、ショッピングモールや旅行先などで子どもへの対応をしている時に、居心地の悪さを感じる場面もあるようです。
子どもの将来への不安を感じてしまう
子どもに障害があると診断された場合、将来について不安を感じてしまうという悩みも挙げられます。
今は保護者が生活や身の回りのことをサポートできていても、「自分にもしものことがあったら、この子は生活できるのだろうか」と心配になることもあるでしょう。
また、子どもの成長に伴って、必要なサポートや生活環境が変わることもあります。そのため、「将来に向けて、どのような準備をすればよいのか分からない」と不安になるケースも見られます。
障害のある子どもの将来を支える福祉サービス
障害のある子どもを育てている保護者の方は、利用できる福祉サービスについて知っておくことも大切です。
子どもの将来を支えるためにも、どのようなサービスや支援があるのか、さまざまな選択肢を知っておきましょう。
就労移行支援事業所
障害のある方の一般企業への就職をサポートする、通所型の福祉サービスです。
履歴書の作成や面接練習などの就職に向けた準備から、ビジネスマナーやPCスキルといった職業訓練、職場探し、就職後の職場定着に向けた相談など、さまざまな支援を行います。
利用対象者は、一般企業への就職を希望する65歳未満の障害のある方です。利用期間は原則として最長2年間となっています。
就労移行支援事業所については、以下の記事でも詳しく解説しています。
就労移行支援とは一般企業への就職を目指す障がいのある方への就職支援 | 川崎の就労移行・就労B型事業所| ケイエスガード
障害者就業・生活支援センター
障害のある人や難病の人が、「働きたい」と思ったときに、仕事や生活について相談できる支援機関です。
本人の希望や体調などをふまえ、ハローワークや医療機関、福祉機関などと連携し、働き続けられるようサポートします。仕事探しや就職相談、職場見学、面接練習のほか、健康管理や金銭管理などについて相談することも可能。
本人だけでなく、家族や支援者が相談できる場合もあるため、相談先の一つとして知っておくとよいでしょう。
就労継続支援A型事業所
障害や難病のある人に、雇用契約を結んだうえで働く機会を提供する福祉サービスです。
利用者は事業所と雇用契約を結ぶため、最低賃金が保障され、一定の条件を満たせば社会保険の加入対象となります。
仕事内容は、商品の梱包や清掃、飲食店での接客・調理、データ入力など多岐に渡っています。
就労継続支援A型については、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください!
就労移行支援施設の概要と就労継続支援施設との違い | 川崎の就労移行・就労B型事業所| ケイエスガード
就労継続支援B型事業所
障害や難病のある人に、一般企業などで働くことが難しい場合、働く機会を提供する福祉サービスです。
商品の梱包・発送や農作業、ホームページ作成、清掃など、事業所によってさまざまな仕事があります。
A型事業所とは違い、雇用契約を結ばない「非雇用型」のサービスである点が特徴。
利用時間や日数などは事業所によって異なりますので、事業所に確認してみましょう。
就労継続支援B型の特徴については、以下の記事でも詳しく解説しています。
【動画付き】就労継続支援B型とは?仕事内容やどんな人が利用できるのか紹介 | 川崎の就労移行・就労B型事業所| ケイエスガード
就労移行支援事業所と就労継続支援事業所の違い、就労継続支援A型とB型の違いについては、以下の記事でそれぞれ分かりやすく解説しています。
就労移行支援施設の概要と就労継続支援施設との違い | 川崎の就労移行・就労B型事業所| ケイエスガード
就労継続支援A型、B型の違いとは?工賃や作業内容の違いを解説 | 川崎の就労移行・就労B型事業所| ケイエスガード
まとめ|子どもが障害を持っていても将来の選択肢は多くある
子どもに障害があることを公表している芸能人の方を3名紹介しました。それぞれの方が、周囲の人や支援機関などの力を借りながら、子どもと向き合っています。
子どもに障害があるからといって、ひとりで抱え込む必要はありません。
障害のある人やその家族をサポートする施設やサービスは多くあります。将来の選択肢の幅を広げるためにも、どのような支援があり、どのような特徴があるのかを知っておくことが大切です。
今回紹介した芸能人の方々の経験も参考にしながら、利用できる支援や将来の選択肢について、今から少しずつ知っていきましょう。
川崎にあるケイエスガードは、個々のサポートを行う就労移行支援・就労継続支援B型事業所です。
障害年金の申請サポートや住宅支援など、障害のある方が安心して働けるようさまざまなサポートを提供しています。
一人で悩まず、ぜひお気軽に相談してみてください。






