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うつ病の人が書くうつ病について

おはようございます、はるさんです。

今回はうつ病のあれこれを嫌になるぐらい細かく長く書いていこうと思います。これを読めば大体のことを一々検索しなくて済むぐらいまで書いてやるという意気込みだけでやったります。

うつ病は気分障害の1つです。1日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないと言う精神症状があります。身体症状として眠れない、食欲がない、疲れやすいなどがあります。日常生活に大きな支障が生じている場合うつ病の可能性があります。

うつ病は100人に約6人がかかる病気で女性の方がうつ病になりやすいとされています。うつ病には種類があり、うつ病、仮面うつ病、新型うつ病(現代型うつ病、非定型うつ病とも)があります。

また、双極性障害(躁うつ病)はうつ病とついていますが別物で、治療法も大きく異なります。そのため、診断もうつ病か双極性障害(躁うつ病)かの判断が難しいとされており、医師とのコミュニケーションが大事です。

うつ病になりやすい人の特徴

うつになった事は誰にでもあると思いますが、そんな中でもなりやすい人の特徴があります。

それは、真面目な人、完璧主義者、責任感が強い人、他人からの評価が高い人などで、難しく言うと執着性格者と言います。

何故そう言う人間がうつになるのかというと、話した通りの性格だからとしか言いようがないです。心の中で「人に良く評価されたい」、「捨てられたくない」、「他の人が頑張っているから自分も頑張らないといけない」などと無意識でも考えて行動や発言に気を使っていると思います。結果として自分を追い込みうつになるというのもよくあるパターンではないでしょうか。

うつになりやすい人は基本的にすごくいい人なので、頼まれた事を断れないという事も多いと思います。もちろん話した人がなりやすいというだけであって他の人も何らかの原因でうつ病になったという人もたくさん居ると思います。また、男性より女性の方がうつ病になりやすいのは、女性の身体の特徴などが理由として挙げられますが、女性の方が病院で診察してもらう人が多いのも理由となります。

うつ病になる原因

うつ病になる原因として、遺伝的要因、環境要因、身体的要因の3つが挙げられます。

うつ病が遺伝することの関係性は確認されており、いない人と比較して発症率は2~3倍高くなるとされています。

環境要因では、子供の時の厳しい体験や親しい人の死亡、人間関係のトラブル、就職、退職、転勤、結婚、離婚、妊娠、育児、引っ越しなどの環境の変化が挙げられます。

身体的要因では、慢性的な疲労、感染症、がん、甲状腺機能の異常、月経前、出産後、更年期、降圧薬、経口避妊薬などホルモンバランスの乱れや薬の服用が要因となります。

またうつ病は、何らかの過度なストレスがきっかけになることがあり、不幸なことでなってしまうだけでなく、うれしい出来事でもなってしまうことがあります。

うつ病の症状

うつ病の状態として、気分の落ち込み、集中が出来ない、楽しめない、悪い方にばかり考えてしまうと言うことが挙げられます。

実際には楽しめないと言うのは少し違って、喜怒哀楽が乏しくなる感じだと思います。また、悪い方にばかり考えてしまうため哀しいなどのマイナス感情が強くなる傾向にあります。周囲の人から見ると、表情が暗い、反応が遅い、落ち着かないなどを気付くそうです。身体に響いてくるのは、食欲がない、動悸、めまい、不眠、過眠、呼吸困難(過呼吸など)、疲れやすい、頭痛や肩こりなど様々あります。

仮面うつ病について

仮面うつ病とは、精神症状の代わりに身体症状が前面に出るうつ病のことを言い、精神症状が目立たないという特徴があります。

仮面うつ病の人は、うつ病ではあるがうつの自覚が無いため、内科を受診し検査をしてもらいますが結果は「異常無し」とされます。医師でも見抜けないことがあり、誤診も多く、対症療法として鎮痛剤などを処方され続けることがあります。また、本人に自覚がないことから精神科を勧められても受診しない人もいます。

仮面うつ病は本質的にはうつ病なためうつ病と同様の治療を行います。

新型うつ病(現代型うつ病、非定型うつ病)について

新型うつ病は医学的には非定型うつ病という医学用語になります。非定型うつ病は他にも微笑みうつ病とも言われています。

特徴として、うれしいことがあると気分が改善する、体重増加や食欲増進、過眠、手足の動作や反応が鈍くなる、拒絶過敏性ということが挙げられます。

拒絶過敏性とは、言った本人はそんなつもりが全くないのに「自分が批判された」「無視された」というように否定的に捉えて何日も寝込んだり激しく怒ったりする事などのことです。

非定型うつ病は女性の方が多く、年齢が若い人ほど非定型うつ病という人が多いです。症状は慢性的で小康状態になることも少ないと言う人が大半です。

非定型うつ病は不安障害を併発することがあり、自殺企図(自殺を考え実行する)の確率も高いです。

非定型うつ病でもうつ病の薬を使います。薬物療法と心理療法を併用すると治療効果が向上するとされています。

うつ病の治療方法

うつ病の治療方法としては、薬物療法と精神療法が主にあります。どちらを選ぶにしても長期的に治療していくことになります。

風邪などとは違い薬を飲んですぐに良くなる訳ではないです。よくうつ病は心の風邪と比喩されますが、治療の長さや薬の効き目から見れば誤った比喩だと思います。抗うつ薬の特徴として、継続して服用する必要があること、服用を開始してもすぐに効果が現れないということがあります。

効かないからということで薬の量を増やしたり減らしたりやめてしまう人も中にはいますが、自分で判断せずに服薬を続けてください。抗うつ薬は効果が現れるまでに2~4週間かかります。

副作用かもと思った場合には医師に相談してください。また、薬の名前で調べて副作用の欄を見て同じ効果だと思った場合には使用を中止しすぐに病院に行きましょう。

やった方がいいこと

うつ病の認識をちゃんとしておいた方がいいです。

うつ病は症状が改善した後でも再発する可能性が高く、再発は誰にでもなる可能性があります。再発すると症状が悪化しやすいとも言われているので、軽く考えるのは良くないです。

治療には時間がかかり、十分な休養が必要で大事なことです。バランスのいい食生活や運動、音楽を聴く、日光を浴びるなどもうつ状態を軽減することができます。

またうつ病に限らず精神病の人は精神科などで診てもらうと思いますが、内科などに比べて診察費用が高かったり薬代が高いため、自立支援医療受給者証を申請したほうがいいと思います。

保険に入っている人は3割負担ですが、自立支援医療受給者証を申請し提示すると1割負担になります。

申請する際に診断書が必要になります。診断書の発行にかかる費用は病院によって違います。費用は2000円~10000円程度です。保険の対象にはならないので全額負担となりますが、有効期間の1年のうちに3割負担で払うよりも安く抑えられます。

また余談ですが、医療診療報酬の精神科専門療法の項目で

「16歳未満の患者に対して通院・在宅精神療法を行った場合、当該保険医療機関の精神科を最初に受診した日から2年以内の期間に行った場合、500点を所定点数に加算する。それ以外の場合300点を所定点数に加算する。」

という事が書いてあり、1点=10円になるので、16歳未満の人が精神科にかかった場合5000円が加算され、通常の初診料などが加わるので16歳以上の人より高くなります。そもそも精神科は色々な加算がある観点から高くなる傾向にあります。

やらない方がいいこと

重要な決断はうつ状態になっている時にやらない方がいいです。

うつ状態で決断してしまうと後悔を生んだり、上手くいかないことが多くなります。

もししないといけない場合は他の人に聞いたり相談したりして思考をなるべくマイナスにしないで決断することを気を付けた方がいいと思います。

他には1人になる時間を減らした方がいいです。

うつ状態によってマイナス思考になりがちなので1人になる時間が多いと良くないことを考える時間が多くなり自殺企図を考えてしまい、最悪の場合自殺の実行をしてしまいます。出かけて他人がいる所に行く事や、家族や友人、知人と一緒の空間に居て自分1人の世界に入るのも悪いことではありません。

ポイントになるのは1人の世界になっても独りじゃない環境で過ごす事です。

完璧を目指さないようにする事も大事です。仕事では完璧さを求められるでしょうが、生活面で完璧にする必要はありません。心にゆとりを持つという事も大切で、「これぐらいでいいや」と妥協する事も覚えた方がいいです。

お酒にも気を付けた方がいいです。アルコールは眠りを浅くしうつ病を悪化させることもあります。お酒を飲むと寝つきは良くなりますが早く目覚めてしまい、不眠症になったり不眠症を悪化させる原因となります。また薬とアルコールは飲み合わせが悪く、薬の作用に影響を与えてしまうのでやめた方がいいです。

はるさんの経験上一番気を付けた方がいい事はうつ状態でお風呂やシャワーに入ることです。

お風呂やシャワーに入るという特性上どうしても独りになってしまうため、うつ状態で入るとうつ状態が加速してしまいます。こればかりは対策という対策が難しいため「うつ状態で入るという事をしない」という事を徹底しましょう。

うつ状態で家族や友人、知人に「お風呂に入って気分転換した方がいいよ」と言われて入ると地獄を見ますのでやめましょう。

周囲の人がやった(言った)方がいい事

素で居られる環境を作ってあげる事も必要です。

うつ病の人は普段から何かと我慢したり気を遣って言わない人も多いです。我慢をさせる環境に居てしまうと不満を全て溜め込み吐き出さなくなってしまうので素の自分を出せる環境に連れていく事などをするといいでしょう。

余計な事を言わないことが大事です。自分が悪意なく言った何気ない言葉でもその人が気にしたり不快に思ったり過剰に取ってしまうことよくあります。

会話しなくても傍に居るだけで安心できますので無理に会話する必要はなく、その人が会話する気になったら聞いてあげることの方が大切です。

うつ病の人は症状が良くならない事に焦りや不安を感じます。

うつ病になっている人の性格故に休むという事が怠けている、甘えているなどと自分を責めたり罪悪感を覚えてしまう事が多いです。急がなくて大丈夫、がんばったねなどと寄り添った発言をしましょう。うつ病になっている人の大半は既に頑張りすぎて無理をしている状態がほとんどなので、休んでもいい、立ち止まってもいいと言う事を分かってもらう事が大切です。

うつ病の人は「死にたい」と本気で考え計画や実行をする事も多くあります。

これは普段何気なく死にたいんだよね~って話している使い方とは大きく異なり、実行しようとする意志が強いです。

うつ病の人本人は、自分が悪い、自分は生きていない方がいいなどとうつ状態が悪化した結果そう思ってしまいます。本人が普段大して死にたいと思っていない人でもその状態になってしまう事がほとんどです。

死にたいという傾向が現れ始めたら話を聞きましょう。

何故死にたいのかと言う話をちゃんと聞いてあげる事が重要です。自分が死に関する話が嫌い、してほしくないからと言って話題を逸らしてしまったり、命は大切にしないといけないなどの価値観を押し付けてしまう事は、更に悪化させてしまうばかりかそう言う話をしてくれなくなり自殺してしまう事が多いです。

また、死んでほしくないという気持ちを伝えてあげる事も重要ではありますが、「自分は死んではいけないしまともに生きることもできない」と言う様な考えをしてしまい違う絶望を与えることにもなり、悪化する可能性もありますのでかけるべきタイミングをちゃんと見極めましょう。

家族や友人、知人でうつ病の人が居る場合は1~2ヶ月以内で予定を作る事も大事です。なるべく早いうちに予定を入れて出掛ける用事を作る事は楽しみな時間の為にその日まで頑張ろうという気持ちになり、自殺を考えている人でもその日まで生きようとする事が多いです。

出掛けた日など遠くないうちに次に出掛ける予定を更に立てると、楽しかったからまたその日まで頑張ろうとなっていきます。出掛けた際になるべく楽しませられるかが重要になってきますが、特に嫌われている事がなければ、普通の人と接するぐらいの接し方で出掛けてもさほど問題はないと思います。

うつ病の人と出掛ける場合気を付けておいた方がいい事は、体力が落ちていることを理解する事、内心では楽しめている事、細かな言動や行動の気遣いがあるとなお楽しんでもらいやすくなります。

1~2ヶ月以内の予定の方がいいのはそれ以上先で予定を作った場合その予定日までに自殺をしてしまう可能性があります。

うつ状態では時間の感覚がおかしくなります。1分1時間1日1週間を過ごす事にとても長い時間が経ったと思ってしまいます。1ヶ月前に起こったことが1年以上前に起きたことだと思ってしまうぐらい時間の感覚がおかしくなるのです。そのため2ヶ月以上先に予定を立ててもうつ病の人から見るととても先の予定と認識されてしまいます。

周囲の人がやらない(言わない)方がいい事

怠けている、逃げているなどと否定する事は言わない方がいいです。更に自分を追い詰めてしまう事になります。

心配して、頑張ってなどの励ましの言葉や本人を焦らせる言動、期待をかけるのもかえって追い詰めてしまいます。

他の人の愚痴を言う事も、もしかしたら自分に対しても思っているのではと内心で考えてしまったりマイナス思考が加速するので避けましょう。

特別扱いや過剰な配慮もあまりしない方がいいです。うつ病の人本人もなるべく普通の人と同様に過ごしたいと思っているので、手助けするのは必要最小限で十分です。

しかし、全くの配慮がされないと、普通の人より体力がない、以前出来ていた事に時間がかかってしまうと言う様な事からストレスになってしまい悪化する事があります。

自分の価値観や一般論を押し付けるのはやめましょう。自分にも価値観があるようにその人にもその人の価値観や考え方があります。うつ病に対する知識の無い状態で、自分の価値観を押し付けてしまうと、話す事を諦めてしまいます。一般論も同様に、今まで一般の人と同じ事が出来ていた人達が大半なので、自分も前は出来ていたと言う事実と現在の状態で苦しんでしまいます。

うつ病になった人が思う事

  • 今まで出来ていた事が出来なくなった。うつ病になればなるほど出来ることがどんどんと減っていく。
  • 普通に生きると言う単純な事ですら精一杯になり、難易度がノーマルモードからハード、ベリーハードモードにいきなり変わった感じがする。
  • 身体が思った動きに対して反応しない、動けない、時間がかかる。
  • 体調のコントロールが出来なくなり、明日の予定すら行けるか分からない。
  • 身体が全体的に疲れやすく寝ても中々回復しないため1日動ける時間が減る。
  • 将来や未来、今後について考える事が出来ないため、絶望感や不安感に襲われる。
  • 周囲が気になったり音や刺激などに過剰に反応するようになる。(逆もあります。)
  • 働いたり外に行く機会が無くなり1人になる環境が増え孤独や不安を覚えたり時間が長く感じるようになった。
  • いつも何もしなくても寝れていたのに寝れなくなったり途中で起きるようになった。
  • 身なりをちゃんとする事や生活とちゃんと送る事が難しくなった。
  • うつ病になってから死にたいと本気で思うようになった。

など挙げればもっと沢山出てきます。

うつ病の人が仕事をするにあたって

うつ病の人でも働きたいと思う人は多く居ます。ですが働けないぐらい体力は落ち、作業スピードも大幅に落ちてしまうと言うのも現実です。

実際に精神病に理解のある企業は増えてきていますが、精神病であることを伝えると避けられてしまうと言う事も多いです。働きたくても働けないが働いたりしたいと言う人のために就職支援を行っている機関があります。

就労移行支援事業所では、原則18歳~65歳未満であること、一般企業への就職または仕事での独立を希望していること、精神障害・発達障害・身体障害・知的障害や難病を抱えていることの条件を満たす方が対象です。利用のために障害者手帳が必ず必要という訳ではないのでうつ病の方でも専門医による診断書があれば支援を受けられます。工賃の規定は原則的に無いのでその就労移行支援事業所ごとに違う事も多いです。

ハローワークでは、うつ病であることを告げて登録をしたり、障害者向けの求人を探していることを告げたりすると、うつ病の方に向いていると思われる求人情報を紹介されるなど専門の支援を受けることが可能です。

また、言わなくても登録出来る、企業の方に言わない、一般求人と障害者向け求人の両方から探せるというメリットがあります。

地域障害者職業センターでは障害を抱える人のニーズに応じて、専門的な職業リハビリテーションサービスを提供しています。治療を進めながらどのように働くかなどの悩みを持つ人におすすめです。

障害者就業・生活センターでは、就業及びそれに伴う日常生活上の支援が必要な障害のある方に対しセンター窓口での相談や職場・家庭訪問などを実施しています。就職に限らず、生活面での支援を受けたい人におすすめです。

精神保健福祉センターでは、精神障害を持つ人のサポートを目的に精神保健福祉法によって各都道府県に設置された支援機関です。本人だけでなく家族などの関係者からも精神衛生に関する相談を受けられます。他の支援機関と比較して精神疾患に特化しているのが特徴です。

うつ病だけど働きたい、うつ病が治ってきたから働きたい、うつ病が治ったから働きたいと言う人はたくさんいると思います。でもまだ働かない方がいいと思います。海やプールで泳ぐのと同じように準備運動をしないと反動で再発、悪化してしまう可能性があります。

自分が思っている以上に働けないですし、働けてなかった期間のブランクはあり、普通に働いている人の差は大きいです。

なのでこう言う支援を受けることや、アルバイトで週に1~2回から始めてみることが必要だとはるさんは考えます。

うつ病の人に向いている仕事や働き方

うつ病の人が働くのに適した場所は、軽作業や、事務作業、少人数・アットホームな職場、自然や動植物が相手の仕事などが適していると考えられています。

軽作業や事務作業が向いているとされているのは、単純な作業が多く負担が大きくないので精神的にも安定しやすいです。

少人数・アットホームな職場、自然や動植物が相手の仕事も向いている理由として、自分がのびのびと出来る環境になりやすく、人と適度に関わることが出来る、自然や動植物が癒してくれるという点があります。

他にもデザイナーやライターなどのような仕事も自分のペースで進めることが出来るため適していると言えます。

仕事量が多く期限に追われる職場は悪化する事が多い傾向にあり、期限までにちゃんとやらなければいけないなどという使命感を持つためです。

他にも失敗が許されない仕事や重い責任が発生する仕事、対人関係に悩みを抱えやすい仕事などは避けた方がいいでしょう。例えばコールセンターでの業務は時給はいいですがクレーム対応などがあるためそれによって精神に来てしまうと言う事もあります。

コロナの影響で在宅ワークが広がりましたが、ストレスを軽減できるというメリットがありますが、デメリットとして孤独に感じる、仕事に集中できないなどがあります。

薬を飲む上で重要なこと

よく疑問に思う人もいると思います。「薬って治ってきた、治ったから勝手にやめてもいいの?」という人が。結論から言うと勝手にやめないでください。風邪などの薬も本当は出された分飲み切った方がいいんです。

うつ病などの精神薬は勝手にやめるとリバウンドしてしまったり、効果がまだ出ていない時にやめてしまっている場合もあります。

薬の効果は人によって様々な出方をするので効果的な薬とは言えど人によってうまく作用しない場合もあります。

うつ病の症状が軽くなってきた、和らいできたと思うのは薬を飲み始めてから約2週間後ぐらいに出てくることが多いです。うつ病の薬などは即効性のある薬ではないからです。また、精神薬などは飲み始めは少量から始めるようにとされているので、徐々に増えていく事があります。

服用していて副作用が出ている場合も時間が経つと軽くなりやすい傾向があります。ですが、湿疹などの副作用が出た場合には中止しすぐに医者にかかるようにしましょう。

うつ病などの精神病が安定してきたからと思っても飲むのをやめてはいけません。症状が安定しているのは薬が効いてきている状態の可能性が高いためです。

この状態で辞めてしまうとリバウンドが起こりやすく、うつになったり、悪い場合は自殺まで考えて行動してしまう可能性も出てきます。また、服薬していても効果が出ていないという理由でやめるのはまだ早いと思われます。休養をきちんととっているか、周りの環境がいいか、薬の飲み忘れがないかなどの原因が潜んでいるかもしれません。

薬をやめる前に医師に相談してください。やめたいと思って自分の判断でやめてしまうのは悪化する事があるので危険です。主治医がたくさん薬を処方してやめたいと思うなら他の病院の医師に相談してみるのも手です(セカンドオピニオン)。

自傷行為について

うつ状態でよく見られる自傷行為。

自傷行為とは、リストカットをはじめとする自分で自分のことを傷つける行為のことを言います。自傷行為は、自分の心の中にある不安や抑えきれない感情を処理するために、言葉で表出せずに処理しようとする方法として取られます。

自分の身体に痛みを与えることで、心の痛みに置き換えているのです。

多くの自傷行為は、主に他人の視線の届かないところで開始される行動で、初めは自殺を目的として始めたとしても、次第に治療的効果のために行われるようになります。耐えがたい心の痛みや苦しみを、身体の痛みで治療するという手段です。

自殺の意図がないのに致死的な自傷に発展することがあり、自傷していない時の漠然とした「消えたい」という願望にとらわれるようになります。

原因として、過去の経験からしている、最近の辛い出来事からしているなどが挙げられます。リストカットが多い理由として、自分が生きているのか、死んでいるのか分からない状態に陥るほど不安になってしまうと、身体的な痛みや鮮やかな血液の赤い色は、このような感情からの回復には効果的で、リストカットをして、流れる血を見て「自分は生きている」と思いホッとするとされています。

男性の方が多い、怪我をするほど壁などを殴る行為もリストカットとあまり大差はありません。最初は八つ当たりなどの方面から始まったとしても、自身の怪我の痛みと血を見ると言う事で安心するに繋がります。

他にもOD(オーバードーズ)をする人も居ます。

OD(オーバードーズ)とは多幸感を得て精神的な苦痛から逃れようと、医師が処方した薬やドラッグストアで買えるせき止め薬などを大量に摂取することを言います。

かなり危険な自傷行為で、やった事があるはるさんからすると、運が良くても最低2日はまともに動けません。

症状は薬の種類によっても異なりますが、薬の効果が現れすぎたり、副作用が出たり、腎臓や肝臓などの内臓にも大きな負荷がかかり、機能低下を含めた悪影響が起こる可能性もあります。

起きてしまった場合の対処方法として血中の薬物濃度を薄めるために塩水をコップ数杯飲ませることをします。病院では胃洗浄や活性炭を溶かした水を飲ませる方法があります。

どの薬でもODしてしまうと大変なことになり、死ぬ危険性も高いです。そして致死量を飲むと推察しても150~200錠以上は飲まないと出来ないでしょうし実際やろうとすると出来ないです。

漫画などであるシーンの一つとして薬を大量に飲んで死ぬシーンがありますが現実的ではありませんし生き残る可能性が高く反動がえらいことになるので自殺という点では不向きです。

自傷行為の治療法としては精神療法と薬物治療があります。

他にもリストカットなどの代わりに和らげる方法をする人もいます。自傷行為は、うつ病や摂食障害、パニック障害、解離性障害、外傷後ストレス障害、境界性パーソナリティ障害などの様々な心の問題や精神疾患で見られることが多い行為です。

自傷行為と言うものの最初のきっかけは「死ぬ為にする」か「ストレス発散の最悪の手段」になってきます。自傷行為している人の中には記憶や意識が無い人もいます。はるさんも自傷行為をする事はありますが実行している時の記憶や意識はありません。

自傷行為は常習化する事が多い行為です。特にリストカットは常習化しやすく傷も残りやすい為、傷を隠せる服を着ます。

※はるさんは自傷行為や自殺行為を助長している訳ではありません。あくまではるさんの見解と経験則を話しているだけですので参考にしても真似はしないでください。

自殺をする前に電話をかけて欲しいと言う人や団体について

「自殺」だとか「死にたい」だとか調べると真っ先に出てくる厚生労働省などの電話番号ですが、自殺をしたい人間や自傷行為をする人間に電話をかける余裕があるのかとよく考えたり話したりする事が多いはるさんですが、結論から言うと「電話をしない」です。

常々思いますが、こう言うサイトや自殺する前に話してほしいと言う人に対してあえて言いますが、見当違いも甚だしいです。連絡をして話をすると言う行動を取らないで死ぬ方法を取る方が当然の事です。

誰かに話すと言う事が出来るとするならば、そもそも自殺行為や自傷行為はしません。誰かに聞いてもらうと言う事が変わる事になると考えている人が大多数居ると思いますが、うつ病になりやすい人と言う前提で話を進めるならば、誰かに話すと言う事はその人にストレスを与えてしまったり心配させてしまうなどと言った考えを持ってしまい発言をする事を控えます。

自殺について話すと言う事は日本と言う国の国民からすれば悪と捉えられ、死にたいと言う声はどれだけ大きく叫んだところで誰にも届かず、貴方に生きて欲しいと言う考えを押し付けられて話す機会を更に無くすだけです。

実際にこの機関がちゃんと機能しているのなら日本の自殺死亡率が主要先進国7か国の中で最も高いなんて事が起きるはずがないのです。

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自殺しやすい月日について

自殺しやすい時刻や日、月を皆さん知っていますか。

時刻で言うならば夜中の0時~6時の間が最も自殺しやすい時間です。理由として日中に比べて夜は脳の働きが異なります。加えて副交感神経が優位になり全体的に起伏が収まる事も関係してきます。

次に自殺しやすい曜日は月曜日です。1週間の始めの日、朝の通勤ラッシュ、休み後の行きたくない職場など色々な自殺を促す要因が転がっています。

次に月です。4月、5月が多いです。4月は新しい環境に変わるのが関係しています。5月は新しい環境に慣れ、ゴールデンウィークでの休みによる変化が関係してきます。

自殺の方法は海外では銃器自殺が多いですが、日本では銃器の入手はほぼ不可能なため、縊首(首吊り自殺)が最も多く、飛び降り自殺やガス自殺が次いで多いです。2001年まで練炭自殺も多かったです。

ちなみに誕生日に自殺する人はとても多く、他の日に比べ1.5倍と言うデータが過去に出たぐらいです。誕生日に自殺する人が多い理由として、自分にとって1つの節目だからと言う理由が多いです。

やっと1年終わったと言う感覚とまた絶望の1年が始まると言う感覚が同時に来るのが誕生日です。また、誕生日±1日も同様な感覚を覚える為誕生日を含めた3日間程度は最低でも自殺に注意しなければいけません。

他にも誕生日では嬉しいなどと言ったプラスな感情が沸かないうつ状態の人にとって祝われる事も祝われない事も苦痛な行事に様変わりします。

うつ病での寝たきり状態について

うつ病で寝たきりになって1日の大半を植物状態として生きている…という人も居るのではないでしょうか。はるさんもその状態になった事があります。

全く身体が動かず精神的にも更に辛くなるという悪循環から抜け出せなくなっていきます。

まず、薬の大量処方でなっているのか、うつ病の症状故になっているのか判断する必要があります。

うつ病が酷い場合であっても、例えば8種類10錠飲むという状態は明らかに飲み過ぎですので医師に言うか他の病院に行って相談しましょう。他の病院に行った方が減らした方がいいと言われる可能性は高いです。

そしてその病院に行き続けなければならないという義務も義理も無いので他の病院に行って意見をもらうことや診察をしてもらうことは重要です。精神薬はたくさん飲むと身体が更に動かなくなり寝たきり状態になる事が多いです。

うつ病の症状故になる場合は、気分の落ち込みや意欲・気力の低下、思考力の低下が精神的要因として挙げられ、不眠や過眠、食欲の増減、自律神経の乱れからくる症状、ホルモンバランスの乱れからくる症状が身体的要因として挙げられます。

身体的要因から寝たきりになり精神的にもきてしまうことがあれば逆もあります。結果として体力・気力がなくなり寝たきりが続いてしまう事が多いです。

うつ病になり寝たきり状態になると言う事が自分だけと言う事を考えないでください。

はるさんもなった事はありますし他の人もなった事があるとよく聞きます。寝たきり状態になり、自分から、周りから、直接的、間接的に責められるなんて事は普通の話だと思います。

何故普通に起きて普通に身の回りのことをして1日過ごす事が出来ないのかなどと言う声は自分が一番よく分かっている事なのです。怠け者などと言った言葉も自分が一番分かっていてその事実を歯を食いしばって受け入れているのは立派な事だと思います。

その状態で反論をしたとするならば貴方は頑張りすぎであり、周りの人の配慮が一切ないだけです。

寝たきり状態の人に対して、うつ病の人に対して、怠け者などと発言出来る人は、全員同じ状況になった時にそう発言されてどう思うのでしょうか。想像をしてみてください。

気分がプラスの感情になる事は無く、何かをしたいと思う事も無くなり、自分の身体が思う様に動かなくなり、起きているのか寝ているのかも曖昧な状態で、いつ来るか分からない自殺願望の恐怖。

そんな状態を必死に耐えて生きている人間に対し怠け者と吐き捨てる事が出来るのであればその人はただ自分さえ良ければいい人間と同義ですので口閉じましょうね。

うつ病の幻聴について

うつ状態の悪化や薬の効果で幻聴の症状が出る事があります。薬の効果で出るのであれば薬を変えたり用量を変えれば治まりますが、薬への恐怖が付きまとう様になり結果としてもう幻聴を起こしたくないと言う思いから薬依存が出るようになります。

うつ状態の悪化から来る幻聴は、他の人はこう思っていると言うような自分の声がほとんどです。他の人には聞こえていない怒号や罵声が脳内に響くように聞こえてきます。いつ聞こえてくるかと言うものはなく、ほぼどんな時でも聞こえてきます。

不安や恐怖、前の自分との違い、周囲の人の変化、焦りなど積もれば積もるほど幻聴が出やすくなってきます。幻聴の言われている内容はそれこそ人によりますが、「死ね」、「お前に価値はない」、「どうして生きているの」、「お前が存在していなければ良かった」などと言った声や、誰かの笑い声、耳鳴りの様な音など様々あります。

幻聴が聞こえているのを周囲の人が分かったとしても、おかしいなどと言った発言をする事は厳禁です。自分がおかしいと言う事は本人が一番分かっている事です。

どこかに連れ出したり、何か違う話をしたり、気分転換になる様な物事をする方が症状を軽く出来る可能性があります。

本人が対策をするとしたら音楽をイヤホンで聴くことがかなり効果的だと思います。他にはテレビを見る事や誰かと会話をする事です。

おわりに

うつ病はどんな人でもなる可能性がある病気です。

病気として認知されてきてはいますが世間からの風当たりが強い状態がまだ続いています。

理解されていても障害であって普通の人よりも働くのが難しい、作業が遅い、気を遣わないといけないからなどの理由で会社や仕事での関係上から避けられることも多いです。

うつ病は本人が一番辛く、周囲の人や環境で改善や悪化をする病気でもあります。

あんなにいい子で頑張り屋なのにどうしてうつ病なんかに…などという言葉も目や耳にしますが、逆です。いい子で頑張り屋で、頑張ったり無理をし続けたからうつ病になったんです。

日本という現代社会において昔の風潮や労働時間の増加によりブラック企業が増えてしまい、うつ病や精神病者になる人は増え続けています。多様化が進み自己をさらけ出す事が増えてきている現代で、自分の事ばかりではなく他人を気遣う心が更に必要になってきているのかもしれません。

閲覧いただきありがとうございました。

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